群馬県で移住するならどこ?主要エリア比較

玉村町バス停

※著者が公開データをもとに調べた個人的なまとめです。町の公式見解ではありません。あくまで参考としてご覧ください。

群馬県が「移住したい県」2年連続1位になった理由

ふるさと回帰支援センターの「移住希望地ランキング」で、群馬県は2年連続の全国1位に選ばれました(2026年2月発表・窓口相談者部門。セミナー参加者部門では3年連続1位で、両部門そろっての2年連続1位は全国初です)。新幹線で高崎駅から東京駅まで約50分という首都圏へのアクセス、相対的に安い住居費と物価、そして災害の少なさが評価されています。20代から70代まですべての年代で1位という点も、特定の層だけに刺さる人気ではないことを示しています。

さらに群馬県には全国的に見ても大きな子育ての強みがあります。県内のすべての市町村で、高校生世代まで(18歳到達後最初の3月31日まで)の子ども医療費が、入院・通院とも所得制限なし・自己負担なし・窓口立替なしで無料です。医療費の全額助成を実施しているのは全国で数県だけで、群馬県はその一つです。つまり群馬県内なら、どの市町村を選んでも子どもの医療費は高校卒業まで無料。移住先選びは、この共通の土台の上で「暮らし方」の違いを比べることになります。

主要6エリアの比較表

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市町村人口(概数)住宅地の地価平均※鉄道東京方面アクセス特徴
高崎市約36万人約58,000円/m²
(2026年・地価公示)
新幹線・在来線多数新幹線約50分県内最大の商業都市。利便性最高、地価も県内最高
前橋市約32万人約51,500円/m²
(2026年・地価公示)
両毛線新幹線は高崎経由県庁所在地。行政・医療機関が集積
太田市約22万人約36,000円/m²
(2026年・地価公示)
東武伊勢崎線特急りょうもう製造業(SUBARU)の企業城下町。雇用が豊富
伊勢崎市約21万人約33,000円/m²
(2026年・地価公示)
両毛線・東武線東武線直通あり地価が手頃。外国人住民も多い多文化なまち
藤岡市約6万人約24,500円/m²
(2026年・地価公示)
八高線関越・上信越道の分岐点高速交通の要衝。自然が近い。市域が広く中心部と山間部で地価差が大きい
玉村町約3.5万人約34,000円/m²
(2026年・地価公示)
町内に駅なし
近隣に新町駅・駒形駅がある
高崎玉村スマートIC→練馬IC約1時間高崎・前橋・伊勢崎・藤岡の中心に位置。全域ほぼ平坦

※出典はすべて国土交通省「地価公示」(2026年・令和8年1月1日時点)。不動産情報ライブラリで各市町の用途「住宅地」の標準地を表示し、価格を単純平均した値です(調査休止地点は除く。地点数:高崎44・前橋43・太田35・伊勢崎23・藤岡9・玉村3)。

この表から読み取れる構図はシンプルです。地価は「高崎 > 前橋 > 太田 ≒ 玉村 ≒ 伊勢崎 > 藤岡」の順で、玉村町は高崎市の6割弱・前橋市の7割弱の水準ながら、その高崎・前橋の両方に車で約20分で通える位置にあります。

もう一つ、平均値だけでは見えない特徴があります。同じ市の中での価格のばらつきです。高崎市は駅近の高級住宅地から山あいの集落まで、最高177,000円/m²・最低19,400円/m²と約9倍の開きがあります。太田市も約5倍、藤岡市は約4倍です。つまり大きな市では「どのエリアを選ぶか」で暮らしのコストが数倍変わります。一方、玉村町の住宅地は32,200〜36,100円/m²と最高と最低の差が1割程度しかなく、町内のどこを選んでもほぼ同じ価格水準です。町がコンパクトで全域が平坦、生活インフラが均質に行き渡っていることの表れで、「エリア選びで失敗するリスクが小さい町」と言えます。

タイプ別のおすすめ(筆者の個人的な観点によるものです)

駅近の都市生活を続けたい人 → 高崎市。新幹線通勤も可能で商業・文化施設が最も充実しています。その分、住宅地の地価は玉村町や伊勢崎市の約1.7倍です。

行政・医療の安心感を重視する人 → 前橋市。県庁所在地で大病院が集まります。

製造業でしっかり稼ぎたい人 → 太田市・伊勢崎市。雇用の厚みが魅力です。

複数の都市に通える位置で、住居費を抑えたい人 → 玉村町。高崎・前橋の中心街へそれぞれ車で約20分、伊勢崎・藤岡にも隣接し、県南部の主要4市の「ちょうど真ん中」に住めるのが最大の特徴です。住宅地の地価は高崎市の6割以下。町全域がほぼ平坦なので、自転車での子どもの移動や高齢になってからの暮らしにも向きます。ただし町内に鉄道駅はなく(最寄りはJR高崎線・新町駅で車約10分)、車を持つことが前提の暮らしになります。

移住支援金:基礎額は共通、「子ども加算」は市町村で差がある

東京圏(東京23区在住者・通勤者)からの移住で支給される移住支援金は、国・県・市町村の共同事業のため、基礎額は群馬県内の参加市町村で共通です(世帯移住100万円・単身移住60万円)。ただし18歳未満の子ども1人あたりの加算額は市町村ごとに異なり、30万円〜100万円の幅があります。たとえば伊勢崎市は1人につき100万円、玉村町は1人につき30万円です(いずれも2026年時点。年度により変わるため、最新額は各市町村の窓口でご確認ください)。

子育て世帯で加算額を最重視するなら、加算の大きい市が候補になります。ただし、移住支援金は一度きりの一時金です。

玉村町には町立小中学校の給食費全額補助(全児童・生徒対象)と第2子以降の保育料・副食費無償化という毎年効く継続支援があり、給食費だけでも小中9年間で子ども1人あたり数十万円規模の家計支援になります。一時金の加算額の差と、給食費・保育料・住宅地の地価差(玉村町と高崎市では60坪で約490万円)のような長期に効く差を、総額で並べて比較することをおすすめします。差がつかない部分(子ども医療費の高校生世代まで無料)と、差がつく部分(子ども加算・給食費補助などの独自制度)を分けて見るのが、後悔しない選び方です。

玉村町の支援制度はこちらから

まとめ

群馬移住は「県を選んだ時点で子育て医療費の土台は確保される」ので、あとは通勤・住居費・暮らしのスタイルで選ぶのが合理的です。都市の利便性なら高崎・前橋、雇用なら太田・伊勢崎、そして「複数都市への通勤アクセスと住居費のバランス、価格の均質さ」なら玉村町が有力な選択肢になります。

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